Selmer Mark VI, Alto with Low A

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Selmer Mark VI alto のlow A key付きです。一応オリジナルタンポのようです。ちょっと辛い部分もありますがとりあえずそのままにしています。シリアルが200,XXXなので、1972-73年の楽器です。この楽器はMarkVIの最後期のものなので比較的奇麗です。ベルに目立つかぎ裂き傷があるのと、ピンキーキーまわりのラッカーの剥離が目立つぐらいです。

ですが、Low A付きのaltoが一般的に奇麗なのにはそれなりに訳が有るようです。Low A付きのaltoはベルの部分がそのぶんだけ普通のaltoよりも長くなります。左手の小指の部分までベルが被さることになる訳です。バリトンでしたらボディとベルの距離が離れているのでLow Aがあってもさ程問題は無いのですが、altoは結構左手小指がベルに当たって、動きが辛いものがあります。そんな訳で、Low A付きaltoをバリバリ吹く人はまずいないでしょう。Low A=ピアノのCなのでそれゆえに使いやすい部分もあるでしょうが、実際、成人男子だとまず使いにくいでしょう。

音的には自分の持っているSuper Balanced Actionと比較して、実にいい感じで纏まった音なのですが、逆にこじんまりした感にも思えます。普通のMarkVIに比べると低音が重厚な感じです。

余計な話しですが、もう一本Low A付きのaltoを見たことが有ります。そちらはシルバーでhighF#付きでした。また、メタルレゾネター付きでした。ルックス的+音的に自分の楽器よりは2段階くらいクラスが上のような感じでした。本当にfantasticな楽器でした。

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