Selmer USA Padless SN#28007

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Selmer USAのpadlessが手に入りました。正当なSelmerのシリアルにあてはめれば1939年製です。balanced actionと同じ時期になります。USSelmerなので時期が違うかもしれません。格安で入手したので仕方がないといえば仕方がないのですが、unplayableなconditionです。でも、セルマーの中では2番目に数が少ないpadlessです(数千本しか作られていない)から手に入れられただけで幸せです。現存している楽器が世界でも僅かでしょうから。

ケース
ケースのロゴ
in case(ケースの上部は他の楽器が収納可能)
シリアルナンバー
low keys
high keys
左側面 トーンホールとカバー1 トーンホールとカバー2
ネック
右側面1
正面
右側面2
彫刻
背面
このサックスの特徴はなんといってもパッドが無いことです。ボア(トーンホール)のほうに浅いパッキン上のものが付いていて、お皿は真っ平らな金属だけです。聞いた話しによるとギャーギャー鳴りすぎるほどよく鳴る楽器だそうで、なんとかリペアしたいと考えていますが、材料(パッキン)が入手困難でリペア出来ないかもしれません。もっともお皿がずれているホールが多いのでそれを修正すれば音が出るようになるかも知れないと、淡い期待を抱いております。

因みにPadlessはBuescher製と言われておりますが、仏セル製を持っていると言う人もいるようです。Buescherは1963年頃にSelmerに買収されたのですが、買収される以前からSelmerの廉価モデルを主に作っていたようです。真偽は定かでは有りませんが、Buescher 400がSelmerのSignetに、AristocratがBundyに進化したという人がいるくらいSelmerとBuescherの関係は複雑です。昨今、SelmerからBuescherブランドの廉価なsaxが出ているのを見て「なんだか・・・」って感じたのは私だけでしょうか。

話しが横道にそれましたが、このPadlessの話しに戻します。

左側面を見ていただければ分かりますが、三角形のロッドやS字の金具(ベルと管体の間)がついていてルックスに引き締まったイメージを与えています。確かSelmer USAの後のモデルにも良く似たものがあったと思います。

よく見るとこのホルンの彫りはかなり精巧で奇麗なのです。箱を見ると、高校の名前のシールの痕跡が有ったので、ブラスバンドに使われていたのかなぁって思ってしまいました。ですので、彫りは入っていないと思っていましたが、ラッキーでした。

ケース上部にはクラリネットか何かが分割収納可能なもので、その分、普通のケースよりはかなり厚みが有ります。

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