Selmer Super Balanced Action Alto SN387XX

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変った楽器ばかり集めているという噂もありますが、American Selmerも持っています。Super Balanced Actionのaltoです。シリアルは387XX、1949年製です。外観の傷みは結構激しいです。ラッカーの落ちやサビ、それにボトムの部分にはかなり目立つへこみがあります。へこみについては管内は修正済みなのですが、飾りの凸部分でのへこみは修正不能ということで、へこみが少し(それでも、もともとのへこみの1/2程度は修正してもらいました)残ってしまいました。

外観上のアドバンテージは、何といっても素晴らしい彫りと、渋いラッカーの色です。ラッカーについてはトーンホールなどを見ても多分リラッカーではないということなのですが、色がやたら渋いのです。保存状態によってラッカーの色合いがかわるとのことですが、オリジナルでカスタム色のラッカーなのではないのかなとの印象も捨て切れません。彫りについてはゴージャスの一言です。正直言ってこの彫りの部分(eBAYオークションの写真)だけで購入を決めてしまいました。

外見的なアドバンテージ加えて、このサックスの最大の「売り」はその音です。LowからHighまでスムーズに軽やかなタッチで吹き上がると言った感じでしょうか。もちろん、リペアの腕がよいからでしょうけどとても良いタッチです。また、音色はアメセル独特の何ともいえないものがありますね。独特の豊かな響きがあります。最近、日に2回、一度はヤナギサワのアルトともう一度はこの楽器を吹くことが多いのですが、こちらのほうが自分が上手いように聞こえます。スキーで例えるならば、長野などの重めの雪のゲレンデしかしらない人が北海道のゲレンデに行って自分が上手くなったと錯覚するような感覚がしますね。変な例えですけど、まあ、それだけ音が良いということです。

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